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台湾名物

金棗蜜餞
金棗蜜餞

蜜餞(フルーツのシロップ漬け)の主な原料は「金橘(キンカン)」です。これは中国語で「金棗」、「金桔」とも呼ばれ、原産地は中国浙江省甌江県です。台湾では宜蘭地域で栽培されており、特産品となっています。産地は主に礁渓郷、員山郷、三星郷などです。この地域は雨が多く、排水が良好な土壌をもち、さらに海風の影響を受けない環境であるため、当地での生産量は90%に達しています。収穫シーズンは11月から翌年2月の間で、12月から1月が最盛期です。キンカンの皮は香りがよく、自然の甘みが感じられます。喉の渇きを癒し、消化を助けるとも言われています。喉にやさしい食べ物で、おやつやお茶菓子として多くの人たちに愛されています。

カラスミ
カラスミ

台湾におけるカラスミ加工の技術はすでに百年の歴史を誇っています。加工過程では、まず雌のボラを選び、採卵、洗浄、血抜き、塩漬け、塩抜き、押して平べったい形に成形、乾燥などの手順を踏み、完成までに約一週間かかります。カラスミの品質は見た目や食感から判断できます。良質なカラスミは見た目が美しく、厚さが均一で、卵の粒が透き通って見えます。塩分や湿り気、硬さもちょうど良いものです。また、食べ方に関しては火で炙って食べることが多くなっています。台湾特産のコウリャン酒を合わせても良いでしょう。調理方法が簡単なため、おつまみとして人気があります。一般のデパートや特産品店で販売されています。台湾では旧正月にお祝いの贈り物として用いられることがよく見られます。

トンソク
トンソク

トンソクの調理方法は、台湾北部は「清燉(あっさり風味に煮込んだもの)」がメインで、南部は「紅焼(醤油ベースで煮込んだもの)」が多いとされています。中でも、有名なのは屏東県萬巒郷の「紅焼トンソク」です。『萬巒トンソク』は広く知られ、特別な調理方法と独自の調味料により格別な味わいとなっています。ここのトンソクはすべて豚の前足を用いています。これらを心を込めて煮込み、表皮の強靱な筋の部分までもがやわらかく弾力性に富んだものとなっています。ジューシーな肉汁と豊かな食感をもち、冷めても美味しくいただけます。また、台湾ではトンソクに麵線(台湾風そうめん)を加えたものを食べると悪運を取り払えると言われています。これは「不運が極みに達すれば幸運が訪れる」という考えから生まれたもので、科学的根拠はありませんが、心理的な安心感を与えてくれます。

黒砂糖ケーキ
黒砂糖ケーキ

黒砂糖ケーキは、人々がお参りの際に用いていた「発糕(蒸しケーキ)」が起源となっています。言い伝えによると、黒砂糖風味の「発糕」は、沖縄から澎湖に伝えられたと言われています。沖縄の黒砂糖は昔からその名を馳せていました。そして、沖縄の人たちが澎湖に移住し、商売をはじめた際、彼らは黒砂糖ケーキを研究開発したと言います。当時、「丸八」という名の沖縄の菓子職人がおり、この人物が開発したものというのが定説です。現在では澎湖の特産品となっています。砂糖ケーキも古くはお供え物でしたが、徐々に求める人が増えてきました。地元の菓子店では観光客の需要に応じられるよう、新たな製造技術を用い、やわらかくて砂糖が少ないものへと改良し、パッケージもオシャレなものに変えました。こうして徐々に澎湖を代表するお土産品となりました。

継光餅
継光餅

言い伝えによると、継光餅の起源は明の時代にあると言われます。当時、戚継光将軍は軍糧として中華パイを作り、これをひもでつなげて兵士たちに胸の前にぶら下げさせました。つまり、携帯食品として開発されたものでした。継光餅の材料は主に小麦粉で、「老麺(発酵させた生地)」を作るのにこだわりがあります。これに麺打ちの技巧を加え、十分な厚さ、柔らかさ、歯ごたえになったところで、形を整えて釜の壁に貼り付けて焼いていきます。この際、釜の壁は熱すぎてもよくありません。できあがる前にパイが落ちて台無しになってしまうからです。馬祖の「継光餅」は中国北方の風味も感じられます。健康的な飲食を推進するため、かつては油で揚げていましたが、現在は釜で焼いたものが主流となっています。ハンバーガーのように間にハムや卵焼きを挟んで食べる方法もあり、「馬祖バーガー」とも呼ばれています。

牛舌餅
牛舌餅

牛舌餅は楕円形をしており、見た目が牛の舌の形に似ています。この「牛舌餅」という名は瞬く間に知られるようになり、台湾では宜蘭と鹿港のものが知られています。しかし、両者の環境や歴史は異なるため、牛舌餅の製造方法も違いがあります。厳密に言えば、両者は見た目が牛の舌の形に似ているという点以外は、実は全く異なった二種類のお菓子なのです。宜蘭の牛舌餅は細長く、軽くて薄い形状をしています。手で原料を捏ねた後、生地の塊を伸ばし、焼く前にナイフで軽く削り取っています。サクサクと美味しい食感に仕上がっており、クッキーに似た味わいです。一方、鹿港の牛舌餅は厚みがあり、丸くて長い形をしています。濃厚な香りをもつやわらかい生地で、餡に飽きの来ない甘さの麦芽糖を包んでいます。オーブンで焼くか、油で煎って完成します。