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文芸

中華芸術文化精髄の地

伝統の文化と現代文化の多面性や急速な変化を続ける社会に息づく人々の喜びと調和を一見するならば、台湾の旅はあなたにぴったりの選択といえましょう。

台湾の芸術的で絶えず変わりゆく文化をご覧になるなら、伝統習俗的な祝賀祭や宗教的縁日の行事、伝統芸術芸能、モダンアートなど様々な文化をご覧になるとよいでしょう。また街中や横丁、人々の生活の至る所にも、この島の豊かで多様化した芸術を発見することができます。台湾の北部、中部、南部、東部そして離島には、それぞれに地方の独特な特徴があります。これらは地方ごとに極めて異なった特徴であるにもかかわらず、共同的且つ文化的核に包まれています。これこそがまさに台湾の魅力の源といえましょう。

布袋戯

布袋戯(人形芝居)は台湾の重要な伝統的演芸の一つです。布袋戯は、彫刻、美術、文学、手技、音楽、話術が一体化した総合的芸術演芸なのです。

さまざまな登場人物の人形は、木、布そして各種のパーツで作られています。手を差し入れて動かし、語りや歌の演劇表現によって演出することから、「掌中戯(掌の劇)」とも呼ばれています。

布袋戯を楽しむポイントは、まず、台詞と人形操作です。演者の素晴らしく巧みな人形操作によって、無表情の木製の人形に活き活きとした生命が吹きこまれます。またそういったパフォーマンスはもちろんですが、布袋戯の上演における舞台と人形そのものが精巧な彫刻と彩色絵画の芸術であるのです。ですから、布袋戯を見ることはまさに一種の総合芸術を鑑賞することといえましょう。

  • 布袋戯(人形芝居)

    布袋戯(人形芝居)

  • 油紙傘

    油紙傘

油紙傘

油紙傘は客家の人々の生活の中で重要な役割を果たしています。日よけ、雨よけのためという以外に、縁起がいいことの象徴でもあります。

美濃の人々にとって傘を贈ることは縁起のよいことであり、真心のこもった尊い友情の象徴でもあるのです。

台湾の屏東にある美濃は台湾の油紙傘の故郷です。ですから、雨の日に美濃の街で油紙傘をさして歩く人を見かけても変だとは思わないでください。なぜなら、油紙傘は美濃の人々の郷土に対する深い愛情を表しているだけではなく、彼らが特に誇りに感じる技術と芸術でもあるからです。

米の粉人形

米の粉人形は、漢民族の色彩センスを見ごとに生かした伝統技巧です。別名「米彫人」ともいわれます。うるち米の粉と小麦粉をこねて蒸した材料で作られています。

作品は主に、伝説の人物や動物、花や鳥などですが、現在はアニメや漫画のキャラクターも登場するようになりました。色彩が鮮やかで食べられることなどから、子供たちに大変人気があります。普段は各地の縁日で見えますが、米の粉人形は一種のコレクション芸術となり、単に廟で供えられる供物の域を越えて、多くの人に愛されています。

吹き飴

吹き飴の主な材料は麦芽糖です。鍋で溶かして半分ほど溶けた状態になったら取り出し、中が空洞になっている球状に形作ってから。一本の細長い管を引き出します。管は冷えて固まりますが、飴の塊はまだ熱く軟らかいままです。吹き飴職人は十本の指を使って引っ張ったり、つまんだりします。引き出した管を軽く口に含んで息を吹き込むと、たった3、40秒くらいの間に活き活きとした可愛い小さな動物が出来上がります。吹き飴の基本的な技術はすぐに覚えられますが、職人並みのコツをつかむには時間がかかります。

中国結

縄結びは物を縛ること以外に、文明の変遷において、記録の道具となったこともありますが、日常生活におけるいくつかの実用的な機能を具えていながら、芸術的価値も見出してきました。

1980年、台湾の縄結び芸術をこよなく愛する人々が、中国伝来の豊かな装飾結びと、実用価値を具えた伝統的な結びについて、多方面から収集整理し、さらに研究と革新を行いました。

そして結び外見の持つバランスやそこに、こめられた意味、精巧さ、変化の美しさなどが漢民族悠久の歴史を象徴し、中国伝統装飾の習俗と審美に値いするものとして、「中国結び」と命名しました。

匂い袋

旧暦の5月5日は、どこの家も端午の節句を祝います。端午の節句の風習の中で、静かな美と心温まる雰囲気に満ちているのは、匂い袋を作ってそれを身につけることではないでしょうか。むかしは医療が発達していなかったので、人々は殺菌作用のある鶏冠石やヨモギ、菖蒲などを挽いて粉にしたものを布に包み、胸の前に下げ、袋が発する匂いを利用して夏の虫や菌を遠ざけたというのが匂い袋の起源であるといわれています。

時代の変化に伴い、これらの縁起物は昔のような魔よけや、病気を治す効果は期待されなくなりましたが、「古きを懐かしみ、昔を忘れずに」という意義と実用性や装飾美を兼ねているため、端午の節句の風物詩として人気のある飾り物となっています。

こま

こま回しは古くから知られる遊びですが、依然として現代人に愛され続けています。特に桃園の大渓ではこま回しが盛んで、大人から子どもまで幅広い年齢層に親しまれています。

福仁宮の「一代陀螺王」に展示されているこまは、大きいもので120キロにも及びこまを打つ麻縄は親指よりも太くできています。大渓に来る機会がりましたら、古い町並みを散策したり、木製の器をみたり、豆乾を買ったりするだけでなく、大渓のこまを見るのも忘れないでくださいね!

  • こま回し

    こま回し

  • 石門凧揚げフェスティバル

    石門凧揚げフェスティバル

伝統的な凧は、竹ひごと綿製の紙で作られています。綿製の紙は、彩色が容易で軽く、操作性にも優れているため主材料として選ばれていました。しかし、紙で作った凧はすぐ壊れてしまいます。

時代の移り変わりに伴い、現在ではビニール布かナイロン布を使って作られることが多くなっています。雨にぬれても丈夫で、耐久性もあります。またデザインも平面的なものから雄々しい竜やムカデのような立体的なものまであり、まるで生きているかの如くです。

凧揚げをするには、屋外か広い場所が必要なことから、子どもの成長と発育の助けとなるだけではなく、大自然に親しむという楽しみもあります。また全ての雑念や杞憂から解放されて、精神的疲労の回復にも役立ちます。まさに老弱男女が楽しめる遊びであり、歴史的な意義を持つ遊びの風習です。

ディアボロ

ディアボロとは、ジャグリングの一種で中国ゴマ・空中ゴマとも呼ばれるものです。わが国の伝統的な遊びの風習の一つで、老弱男女が楽しめる遊びです。おわんを2個逆さに重ねたような形のコマを2本のスティックの間に張った糸の上で回転させながら操ります。空気の流れでブンブンという音を発します。上級者は巻き付けたり、放り投げたり、旋回させたり、投げてひっくり返したり、受けたりして、等多くの美しい巧みな動きをとりながら、更にダンスをミックスさせて素晴らしい演技を披露し、観客虜にしています。

書道

書道はわが国で最も生活に定着した文化であり、世界の人々から賞賛され続けている芸術でもあります。中華文化の精髄として、世界に誇れる国の宝と言えましょう。

書道鑑賞の仕方は人によって異なります。書かれた文字の整い具合を見る人もいれば、形の変化の美しさを見る人もいます。また書かれた内容を見る人もいることでしょう。一つの作品でも、個人的な観点と異なる角度から鑑賞すれば、異なる境地の美しさを感じることができます。ですから、書道を習うことで、穏やかな心を養い、オーラを生み、審美眼と観察力そして判断力を磨きながら、一つのことを貫く心と気を落ち着かせる力を養うことができるのです。

  • 晉 王羲之 書作品

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  • 明 董其昌書 書作品

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  • 唐 玄宗 書作品

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  • 元 趙孟頫 書作品

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最終更新日時:2024-03-02
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