国際
ダブルイヤー蝶観察
2022-10-01~2023-02-28
茂林国家風景区は高雄と屏東の山間部に位置し、長年の間、「紫蝶幽谷」という特殊な現象が見られ、これは国内外で知られています。また、ミシュラン・グリーンガイドでも三ツ星の生態景観スポットに選ばれました。
毎年11月から翌年の3月にかけて行われる茂林国家風景区のハイライト。この時期になると、100万匹ものムラサキマダラが越冬のために遥か海を越えて飛来してきます。ムラサキマダラの集団越冬は、紫蝶幽谷とも呼ばれ、このような珍しい現象は世界二ヶ所でしか見ることができないため、茂林国家風景区の魅力であり誇りとなっています。ムラサキマダラは世界でも希な越冬型の蝶で、毎年冬になると、100万匹を超えるムラサキマダラの集団が大武山の麓で冬を越し、紫蝶幽谷を形成します。ムラサキマダラが飛び交う神秘的な光景を一目見ようと、世界中から大勢の観光客が訪れ、大好評を博しています。冬の早朝、朝日が紫蝶幽谷に差し込むと、ムラサキマダラが眠りから覚め、木々の間を飛び回ります。木漏れ日に照らされたムラサキマダラは幻想的な色彩を呈します。時には高く、時には低く、山から谷へと舞い続ける素晴らしい蝶の生態を見ていると、冬の寒い季節に、ほっと心が温まるような安らぎを感じます。一年に一度しか見られないムラサキマダラの壮観な光景は見逃せません。皆様、是非この感動を味わって、ムラサキマダラの生育地を守り、更に沢山のムラサキマダラを育んでいきましょう。