紹介
麻糬(モチ)はアミ族では「杜侖」と呼ばれ、祝い事や祝の日だけに食べることのできる貴重な料理でした。かつて「禁房節(アミ族の伝統的な祭りの際の慣習)」が行われていた時代、アミ族のご婦人は香り高くモチモチした「杜侖」を心を込めて作り、ご主人が海に出て漁をする時の携帯食にしていたそうです。こうした言い伝えから、「杜侖」には心からの“情と義”が込められていることがはっきりと示されており、宗泰人の研究と発展への興味を引き起こしたのです。初期の「杜侖」の作り方は非常に簡単でした。光復(日本統治時代の終了)前に「阿発師」が改良を加え、宗泰人がさらに心を込めて研究し製造したことにより、ユニークな食感が加わりました。餡の種類もより豊富となりましたが、唯一変わらないのは麻糬(モチ)にこもった心からの“情と義”なのです。
地元から原料を調達することは、宗泰人の商品開発の原則の1つです。阿美麻糬(アミ族のモチ)シリーズの原料の1つ、紅粟は花蓮県光復郷で生産されいます。また花蓮薯、花蓮芋などの原料もどれもみな東部地区の農産品や特産品です。
こうした心配りから、花蓮を訪れた観光客が阿美麻糬(アミ族のモチ)を友人への手土産とすることを忘れることはなく、1つの口コミが10となり、10が100、千となりました。優れた口コミが広まり、現在「阿美麻糬(アミ族のモチ)」は花蓮の名産品の代表的な名詞となっています。
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