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芹壁は馬祖列島の中でも閩東建築が最も完璧な形で保存されている集落で、代表的な場所の一つです。国内外の建築界、文化界、芸術界からも厚く支持されています。かつて村人たちはエビの皮を獲って生計を立てていましたが、1970年代に漁業が没落し、住民のほとんどは生きていくために転出し、空き家群が残されました。政府の修繕計画により、これらの石家屋は民宿やアート空間など、多様な姿に生まれ変わっています。
東湧灯台 (別名、東引島灯台) は馬祖列島の最東端、世尾山の中腹に位置し、馬祖列島の最東端の地であり、「北疆灯台」とも呼ばれています。高さ 13 メートルの純白のレンガ作りの灯台は、18世紀のヨーロッパスタイルの建築で、崖の上に聳え建っています。
1974年に完成し、坑道入り口の両側には酒甕が一面に置かれています。上方には「八八坑道」という四文字が大きく書かれており、坑道の中を進むと、内部はとても涼しく、長年にわたり摂氏16～19度に保たれています。戦地の役目を終えた後、馬祖酒工場はすぐにこの坑道を美酒の貯蔵に使用し始め、ここで造られた高粱酒は「八八坑道」と名付けられています。馬祖のお酒の一大特色であるだけでなく、その知名度も高めています。
馬祖境天后宮は馬祖地区で線香の煙が最も絶えない壮麗な寺院で、馬港天后宮とも呼ばれています。柱には 4,000 個以上の木片が使用されており、文献によると清国嘉慶年間に建てられたといわれています。現在の廟は2002年に新しく建てられたもので、全体が荘厳な外観を持つ宮殿風の建物となっています。台湾海峡を結ぶ両岸三地の職人によって完成されたもので、龍柱の石刻や門神の浮彫など、豪華かつ精緻な技法で装飾されています。天后宮の祭壇前の石棺は媽祖の聖体が安置されているといわれています。
馬祖境天后宮の右側の山にある巨大な媽祖像は2009 年 10 月に完成しました。提案から正式な落成まで 10 年以上の歳月がかかっており、馬祖の人々の媽祖への敬虔な信仰が表れています。巨大な媽祖像は365 枚の花崗岩が主要構造となっており、これは「365日、毎日平安でありますように」という意味が込められています。海岸近くの丘の上に立つと荘厳に見えますが、その表情は慈悲深く、人々から讃嘆されています。
津沙集落は雲台山の下に位置し、南竿島の南西部に突き出た入り江に位置し、南竿で最も中国に近い漁村集落です。入り江には金のような砂で埋め尽くされた精緻な砂浜があったことから「金沙」と呼ばれ、後に「津沙」と改められました。ここは夕日を眺めたり、海辺を散歩したりするのに最適な場所で、石造りの老家屋がそのまま残っていることで注目されています。残された建物は荒涼としていますが、素朴な美しさを保っています。
馬祖酒工場は復興村の入り口の牛角嶺の麓に位置します。甘く澄んだ湧き水を使用して醸造された酒は遠くまで名を馳せています。特に大麹、高粱、熟成老酒などは広く知られ、馬祖を代表する特産品となっています。
芹山、坂山、里山に囲まれ、まっすぐな海岸と柔らかい砂浜があります。岩の砂浜が多い馬祖にとって坂里の白い砂浜は非常に貴重なものです。日の出や夕日の際には、坂里ビーチでは光と影、雲が変化する美しい風景を見られます。
塘后道ビーチは北竿空港のそばに位置し、もともとは塘旗村や后澳村を繋ぐ陸繋島でした。砂が非常に細かく白いことから「糖砂」と呼ばれています。周囲は広々としており、長さ百メートルの砂浜は、まるで海の中の平原のように見えます。満潮時にはビーチは海に沈み、小さな道だけが露出します。干潮時には両側の砂浜が徐々に姿を表し、潮が来ると道が隠れ、潮が去るとビーチが現れます。非常に珍しい地形です。
「梅花鹿島(タイワンジカの島)」という異名をもつ大坵島は北竿の北方に位置し、ここには長さ約400～500メートルの大坵生態歩道があります。ここを散策すると、さまざまな可愛いらしい姿をしたタイワンジカが見られます。さらに軍事設施もあり、タイワンジカ以外に、夏にはアジサシが飛ぶ姿も見られます。馬祖を訪れたらぜひ大坵島までも足をお運びください。特色ある生態環境は一生忘れられない経験となるはずです。
台湾の最北端は馬祖の東引です。ここは最北端を記念した場所で、観光客はその風景を一目見ようと訪れます。馬祖国家風景区管理処は后澳岬に展望台（座標位置 N26°22'58.8" E120°28'34.0"）設置しており、石碑には「国之北疆」という字が書かれています。行楽客の方は「国境の北」の記念写真を撮りに訪れます。
一線天は東引島の東側、天王澳の左側岬に位置し、急峻な海蝕溝の地形で、両側の岩壁が垂直に隣り合わせとなって繋がっています。上は狭く、下は広く、上は空に、下は海に繋がっています。潮水が流れ込むと、底部の波が石を打ち、まるで馬が疾走するような音が岩壁の間を壮大に旋回します。二つの崖の間には坑道があり、それらをセメント橋で繋いでいます。橋は海面からわずか数十メートルですが、百メートル以上の勢いがあります。