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芸術が国境の島を照らす──馬祖国際芸術島(馬祖ビエンナーレ)が開幕 観光署がアートと徒歩のスロートラベルで馬祖観光を推進

日付:2025-10-09 訪問者数:380

「第3回馬祖国際芸術島(馬祖ビエンナーレ)」は9月5日から11月16日まで開催されます。交通部観光署と馬祖国家風景区管理処(馬管処)はメディア向けのプレスツアーを実施し、国内の主要メディアや観光業者を南竿、北竿などの展示エリアに招き、アートによって呼び覚まされたこの島をいち早く体感してもらいました。
馬祖は戦地の記憶と壮大な海景色を抱くと同時に、創造性と文化を育むインスピレーションの島でもあります。今回の現地取材とディープな報道を通じて、より多くの人々に馬祖の島全体を展示場とし、自然と現代アートが融合する感受性の祝宴を見てもらいたいと願っています。

馬祖ビエンナーレは10年を見据えた構想のもと、2年に一度開催されています。アート、教育、建築を融合し、企画展と地域創生を通じて「四郷五島」と海洋文化を活性化させ、芸術を島の日常に溶け込ませることを目的としています。また、イベントは「アイランドホッピング(島めぐり)」の形式で展開され、作品鑑賞とともに馬祖ならではの風土や人情を体験できるのが魅力となっています。

第1回は「島嶼釀(島を醸す)」をテーマに、馬祖の文化的背景を探求。第2回は「生紅過夏(赤く熟して夏を越す)」をテーマに、エネルギーの蓄積と変容を象徴しました。そして第3回となる今年のテーマは「拍楸──あなたの海、私の陸」をテーマに企画展示されています。「拍楸」(閩東語 pha-jiu)は、馬祖に古くから伝わる伝統的な漁法で、村全体が十数日かけて海中に竹の杭を立て、網を固定する集団作業です。これは海と共に生きる知恵と信仰の象徴でもあります。
キュレーションチームはこの言葉をテーマに、馬祖の人々が海と向き合う強靭さと共同体の記憶を表現。台湾、日本、韓国、アメリカ、オーストラリア、スペインなどから55組のアーティストが参加し、南竿・北竿・東引・莒光といった島々をアートステージに変えました。
ランドスケープ装置、映像、サウンドアート、地域住民との共同制作を通して、島の境界文化や歴史の記憶、現代的な表現を描き出し、来訪者は集落の路地や軍事遺構を歩く中で作品と偶然出会い、「島そのものが展示場」であるという特別な魅力を体験できます。

馬祖国家風景区管理処によると、馬祖ビエンナーレの最大の特色は、アートをトンネル、要塞、集落、港、自然景観などあらゆる場所を取り込む点にあります。鑑賞者は作品を楽しむと同時に、島の歴史や日常にも触れることができます。「場所と共生する」展示形式は、馬祖の深い文化的土壌を示すだけでなく、旅人が自然にアートの空気に浸る体験を生み出します。
同時に「島嶼淨行─馬祖徒歩スロートラベル」も推進され、旅行者は自らの足で島を歩き、花崗岩の海岸線や集落小道をゆっくり進みながら、アートと環境の対話を感じ、馬祖ならではの自然と歴史文化の魅力を味わうことができます。

交通部観光署の陳玉秀署長は、「全国の皆さんに、ぜひ馬祖へ足を運び、この貴重な国際芸術の祭典を体感してほしい」と呼びかけています。山と海、風の音に包まれながら、アートが島に降り立つ感動を感じてください。坑道に潜む光と影のインスタレーション、集落を照らすランドスケープ作品、自然と共に息づくアート体験──どれも新鮮な驚きに満ちています。
ぜひ友人や家族とともに、馬祖ビエンナーレへ。国境の島に宿る創造のエネルギーを自分の目で確かめてみましょう。

展示の詳細や出展作品の紹介は公式サイトでご確認を。

 

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    最終更新日時: 2025-10-09
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