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東台湾温泉区

瑞穂と紅葉温泉地

瑞穂温泉と紅葉温泉は花蓮県万栄郷の紅葉村にあり、双方は3キロほど離れています。山中をくねくねと下る紅葉渓流の上流近くにあるのが紅葉温泉で、またの名を内温泉といい、下流近くにあるのが瑞穂温泉といい、またの名を外温泉ともいいます。

瑞穂温泉は1919年に開発がおこなわれ、公共浴場が建てられました。その当時から営業している和風の旅館はいまでもそのままで、そこの露天温泉では、山林の中でゆったりと温泉に入れます。紅葉温泉は、清朝時代まえに、山で狩りをしていたタイヤル族によって発現され、日本統治時代には、台湾全域で知れ渡るようになりました。現在でも和風情緒を味わう人々でにぎわっています。

数年前、瑞穂郷の住民により温泉が掘り当てられ、瑞穂郷初の温泉旅館が誕生しました。のちに温泉ブームが広がり、瑞穂温泉地と紅葉温泉地に続々と温泉旅館や民宿が建てられるようなりました。様々なムードの異なる温泉館からお好みのチョイスができるのもその特色です。

  • 瑞穂温泉

    瑞穂温泉

  • 放し飼いの地鶏

    放し飼いの地鶏

放し飼いの地鶏

多くのグルメ愛好家にとっては、レストラン「紅葉温泉餐廳」の地鶏のおいしさは、紅葉温泉そのものよりも魅力的というほどの美味しさだそうです。店長の「阿樹」さんは10年以上のシェフとしての経験を生かし、花蓮郷の放し飼いの地鶏を使っています。ほのかに黄みがかった新鮮で柔らかなその味は、文句なしの美味しさです。山中にある小さな店ですが、経営を拡大しなくとも、その美味しさは国内でよく知られています。

花蓮の地鶏はとうもろこしで育てられています。そのため煮たあとは肉と皮が黄みがかったオレンジ色に輝きます。地鶏のため肉に弾力があり、素材の味を生かした「白斬料理(鶏を丸ごと茹で上げてぶつ切りにする調理方法)」としていただくのに最高の味となっています。

泉質:炭酸ナトリウム

特徴:鉄分その他ミネラルを多く含む、白濁した黄色、塩味

安通温泉

百年の歴史を誇る小さな温泉郷。1904年より日本によってクスノキの伐採が行われていたころ、偶然源泉が発見されました。のちに日本政府要人の招待所が立てられ、言い伝えによれば、昭和天皇が皇太子時代に、巡幸の折に必ずこの地に宿泊されていたといわれています。山深い渓谷にあり一帯は静寂につつまれています。かつて花連と台東は「安通濯暖」という名で知られていました。台東知本ほどは一般に知られてはいませんが、長い歴史と質の高さで知られる温泉は、温泉愛好家に人気となっています。

専門家の調査によれば、安通温泉にはラドンが含まれるらしく、この濃度によって地震が予測できると言われています。泉質は清らかでこの百年間、温泉愛好家の人気を風靡してきました。入浴後は、玉里特産のヘルシー豚肉料理がお薦めです。弾力があり、口のなかでとろけるようなおいしさです。またコーヒーカップに映る月光を眺めながら、温泉水が流れる音に耳を澄ますのも一興です。

数年前、安通温泉地にて数々の温泉が掘り当てられ、それを機に続々と温泉旅館や民宿が建てられるようなりました。山と海に囲まれた温泉地にてリラックスされたい方に最適のスポットといえましょう。

  • 安通温泉

    安通温泉

  • 豚足料理

    豚足料理

豚足料理

玉里鎮の農村の青年であった襲文俊氏が、10年ほど前に運営を始めた密閉式養豚場は高性能の自動空調システムを採用しています。室内は年中常に摂氏20℃~25℃に保たれ、ハエや蚊から完全に隔離されているので、抗生物質は注射されずに生育されています。そのため玉里鎮の「ヘルシー豚肉」の知名度はずば抜けています。ヘルシーで清潔な生育環境のほか、そして玉里豚肉のおいしさは、地元のきれいな水と空気によって生まれます。豚足料理やソーセージ、ベーコン、「肉鬆(バーソー)」と呼ばれる肉の田麩など、最高の味わいを安心していただけます。

泉質:弱アルカリ性硫酸ナトリウム

特徴:無色透明、硫黄臭あり、塩味あり

知本温泉

1917年に原住民卑南(プユマ)族が偶然知本温泉の源泉を発現したと伝えられています。のちに日本統治時代に大開発が行われ、のちに温泉療養所と公共浴場が建てられ、温泉文化が広まりました。日本撤退後は、民間の旅館経営者が相次いで開発を行い、次第に現代施設の整った温泉郷となりました。近年では、多くのホテルや旅館でSPAやバブルバス、薬草浴などが取り入れられ、温泉好きの方から水遊びやダイエットをされたい方まで、どなたでも満足できるようになっています。

台東の豊かな農産品や水産品は、知本温泉郷のホテルや旅館で出される料理に季節の彩りをもたらしていることはいうまでもありません。また果物のバンレイシ(別名:シュガーアップル・釈迦頭)の祭りである「釈迦祭」とカジキ祭りはシーズン連続して行われることもあって、のちに台東の知名度が一挙に上がりました。この温泉愛好家に好まれる知本は、カジキとバンレイシの創作料理が味わえるところでもあります。

  • 知本温泉

    知本温泉

  • カジキ料理

    カジキ料理

カジキ料理

台東県成功鎮は山を背に海に面しています。その海域は、暖流である黒潮と寒流である親潮の潮目にあり、量・種類ともに豊富な好漁場となっています。特に東北季節風が襲来するころは、多くのカジキが海面近くに現れます。

台湾東部海域にて見られるカジキは、メカジキ、シロカジキ、クロカジキ、マカジキ、バショウカジキの五種です。毎年9月から翌年の2月がカジキの水揚げシーズンでなかでも、10、11月は特に大量に水揚げされます。カジキシーズンには、成功鎮におけるレストランや台東知本ロイヤルホテル、知本富野ホテルにて、旬のカジキ料理が存分に味わえます。

泉質:アルカリ性炭酸水素ナトリウム泉(重曹泉)

特徴:無色透明、ミネラル分が多く白い湯の花が付着、「美人湯」と呼ばれる。

最終更新日時:2021-11-18
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