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南台湾温泉区

関子嶺温泉

関子嶺温泉は台湾唯一のドロ湯温泉として知られています。現在では大規模経営を行う温泉浴場もできています。またシーズン時には、近隣で白河蓮花見祭りが行われる、台湾南部における温泉の名所となっています。

  • 関子嶺温泉

    関子嶺温泉

  • 蓮花料理

    蓮花料理

蓮花料理

真夏の白河区では、蓮の花の田んぼに、幾重にも重なり合う蓮の葉、そしてそのうえにあでやかに咲く白、黄、青、紫、ピンクの花々が広がるのが見られます。これが白河区が「蓮のふるさと」と呼ばれるゆえんです。毎年夏には白河蓮花祭が行われ、また旬の蓮の花料理が味わえます。蓮の花の根であるレンコンから、葉、花、花托、種まで全て食用にできます。また種の殻もいろいろな用途があり無駄がありません。レストランによって蓮の花料理はそれぞれ異なりますが、蓮の種の粥、蓮の種の粽、蓮の花で調理した鶏肉料理、荷の葉調理したスペリアブ、レンコン茶などがメインになっています。

泉質:弱アルカリ性炭酸泉

特徴:世界中で3ヶ所のみある灰色のドロ温泉のひとつ

宝来と不老温泉

透き通った水質の宝来不老温泉。その源泉は、六亀区の宝来と不老渓谷にあります。台湾南部横貫公路西段の要衝にあり、交通に便利で、しかも周辺の絶壁の比類なく美しい景観のために、近年斬新な設備を構えた温泉リゾートコテッジが軒並み増えてきました。宝来温泉地には現在約20以上の温泉旅館があり、主に宝来村の中正路と新宝路一帯に集中しています。宿泊のほか、温泉スパやアウトドアバーベキューエリア、ロッジなどもあります。

南横公路西端の甲仙区に入ると、通りにはヤマイモ加工品を扱う商店がズラリと並んでいるのが見えます。ヤマイモがのった氷の「芋冰」、お餅の「芋泥餅」、お菓子の「芋粿」もなどが味わえるこの地は、名実ともに「芋のふるさと」といえましょう。宝来温泉を目指してやってくる観光客も、まずは先にありつく郷土のデザートです。

  • 宝来と不老温泉

    宝来と不老温泉

  • 芋泥餅

    芋泥餅

甲仙芋粿

甲仙区は高屏平原、玉山、阿里山山脈が交差するところにあります。当地の肥沃した腐葉土、最適な温度と気候條件が育むヤマイモ、「紅檳榔心芋」は台湾各地で知られています。この檳榔のような外観、赤色の繊維が放射状に広がっているこのヤマイモは水分が少なくてでんぷん質が高く、どっしりとしています。それを利用して作られた「芋粿」というお菓子の老舗「徐財記甲仙芋粿世家」の味は、誰もが語り継ぐおいしさです。また「芋粿」の外、ヤマイモがのった氷の「芋冰」とお餅「芋泥餅」も絶対に見逃せない味です。

泉質:弱アルカリ性炭酸泉

特徴:摂氏42℃、無臭無味、清澈透明

四重渓温泉

四重渓温泉は車城郷境内、その水源は虱目山麓にあります。周囲を山々に囲まれ、多くミネラル質を含む源泉は絶えることを知りません。清朝光緒年間に発現されたこの温泉は、のちに陽明山、北投、関子嶺温泉に並ぶ台湾四大名泉のひとつとなっています。緑鮮やかな山々を流れる美しい四重渓流を眺め、そして温泉で心身を癒すのは贅沢な楽しみのひとつといえましょう。

山間に潜む四重渓温泉地は、静寂で趣に満ちています。清朝光緒年間から少しずつ開発が行われ、今ではよく知られた避暑地となっています。地元ではほのかなオレンジをした栄養満点のアヒルの卵「紅仁鴨蛋」のほかに、有機野菜を用いた薬膳、新鮮で美味しさいっぱいの川魚や河エビそして「温泉野菜」などの食材が有名です。

  • 四重渓温泉

    四重渓温泉

  • 紅仁鴨蛋

    紅仁鴨蛋

紅仁鴨蛋

清涼で澄み渡る四重渓流の近くでは、アヒルが放し飼いにされています。川辺のマキガイ、エビ、虫などを食べよく動き回るアヒルは、一般の飼料で成育されているアヒルよりはるかに健康と言えましょう。こうして育ったアヒルのタマゴは真ん丸で黄身がほのかにオレンジ色をしているため、「紅仁鴨蛋」といわれています。地元では以伝統的調理法で紅仁鹹蛋(塩漬けゆで卵)および紅仁皮蛋(ピータン)などをつくっては、四重渓流の横の道端で販売しており、見逃せない特産品となっています。

泉質:アルカリ性炭酸水素ナトリウム泉

特徴:無臭無味、清澈透明。源泉の温度は摂氏50℃~80℃。

 

最終更新日時:2021-11-18
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