台南市古跡・寺院
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明朝末期に建廟された麻豆代天府は台湾全域における王爺の本廟として今日においても崇拝され続けています。また廟としての規模が最も大きいこともあり、その信者の数も大変多いです。麻豆代天府は李、池、呉、朱、范の王を祭っており、「五王廟」ともよばれています。明朝末期のころ、王船が中国大陸の沿岸からこの地に漂着し、その土地の人々が簡素な廟を立てて奉ったことから、「保寧宮」とよばれるようになりました。これがその後の麻豆代天府の前身である廟となりました。「保寧宮」はその後地理的原因もあって損傷がひどく、別の場所への移転を余儀なくされました。その移転後は「保安宮」とその廟名を改められました。1955年に地元の長老が金策に奔走し、また信者の惜しみない寄付もあって、「麻豆代天府」がかつて「保寧宮」があったところに建廟されました。廟内は度重なる改修を経て壮観な現代建築様式に生まれ変わりました。ただ部分的な装飾に関しては、現在でも伝統的な泉州様式を残しています。いつも参拝に訪れる人々が絶えず、台南においては、南鯤鯓代天府に次ぐ盛況を誇っています。
華やかな彫刻や絵が施されている麻豆代天府では、随所に精巧な技術を目にすることができます。勇壮な廟門をくぐって見上げれば、泉州式建築のまぶしく輝く琉璃瓦が張られた屋根を目にします。大門の上には他の廟では珍しいクスノキを彫って作られた門神が雄雄しく立っています。境内の裏には「五彩觀光巨龍」という、1979年に一億元近くの資金をかけて立てられた長さ76メートル、高さ7メートルの竜のがあります。また「文物大楼」では麻豆代天府にまつわるの歴史的意義のある文化記念品が販売されています。円形の建築物である觀音宝殿は一般の廟の建築様式とは異なった味わいがあります。内部は主神である觀世音大士を祭っています。周囲は願いをかけて点したロウソクをおく塔がずらりと並んで立っています。その中の一対の塔は108層の塔は世界一の高さと壮観を誇ります。
交通情報
交通情報は変更されることがあります。お出かけ前のご確認を忘れずに。
自家用車:国道1号→麻豆インターチェンジで降りる→市道176線→郷道南61線。
公共交通機関:鉄道で「新営駅」または「柳営駅」下車、台南市バス黄幹線に乗り換え、「五王廟バス停」下車。
周辺情報
最終更新日時:
2021-07-08