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情人谷と多納温泉は茂林区に位置します。茂林区の元の名は「多納郷」と言い、多納温泉の名称の由来となっています。多納は日本統治時代の日本語の「屯子」という発音に由来し、戦後は元の名が用いられていましたが、1957年に茂林区と改名されました。ここの原住民族は主にルカイ族で、そのほか、外来の部族であるブヌン族や平地人が少数います。ルカイ族はここに暮らし、茂林風景区の文化における一大特色となっています。

茂林情人谷は茂林区の南側の濁口渓支流に位置し、峡谷や渓流などの自然景観で知られています。清らかな渓流と滝壺が美しい理想的な谷です。

情人谷つり橋は渓流を跨り、情人谷の中で最も有名なのが「情人瀑布」です。奥深い山中にあり、滝は五層に分かれています。情人つり橋を過ぎると、まもなく一層目の瀑布に到着します。瀑布左方の坂道を上がると、約10分後に第二層の瀑布に到着します。滝の水は細長く、崖の頂上からまっすぐ伸びています。下には深くて底が見えない緑の滝壺があります。周囲は爽やかで静寂な雰囲気に包まれており、真夏に涼むのにぴったりの場所です。

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