新竹市芸術文化の展示館
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有楽館は、1933年に台湾で初の冷房を備えた劇場として建設されたもので、500人を収容することができます。 ローマ建築とアラビア建築が融合した建物で、日本が台湾での統治力を示すために作られた豪華な公共建築の一つです。第二次世界大戦中の1944年に爆撃を受け、2階部分の約3分の1は被害を受けました。
日本敗戦後の1946年、有楽館は「国民大戯院」と改称され、国民党政府に接収されました。映画上映だけでなく、コンサートや軍の徴兵活動なども行なわれ、良質の映画が上映されると、いつも多くの人で賑わい、当時の市民生活に鮮やかな記憶を刻むランドマークとなりました。1980年代に新竹県と新竹市が分離した後、市と県との間でその所有権をめぐる紛糾により運営にも支障をきたしました。これとほぼ同時にレンタルビデオ産業が勃興し、新しい娯楽メディアが登場してきたこともあって、次第に市場の試練に耐えられなくなり、1991年に閉鎖されました。
1996年の「全国文芸季」の期間中、新竹市立文化センターは忘れ去られかけていた国民戯院広場で「風城情波」と呼ばれる一連のイベントを開催し、市民の記憶と感情を呼び起こすことに成功しました。数多くの地元有力者や映画研究家の協力を得て、国家電影資料館に「影像博物館」の設計図作成を委託しました。1998年、国の文化建設委員会の資金援助を受けて「歴史的建造物の再利用」プロジェクトが公募され、責任者として建築家の林志成氏が選ばれ、1999年3月8日に起工し、2000年5月21日に完成・開幕しました。
2000年の映画館オープン以来、影像博物館は国民戯院の歴史的・文化的体験を継承し、共通・共有の映像空間を作ることを目的としています。メジャーではない映画や古典映画の振興・上映のほか、映画遺産の収集、展示、調査研究、教育などの機能も果たしています。
交通情報
交通情報は変更されることがあります。お出かけ前のご確認を忘れずに。
自家用車:国道1号→新竹インターチェンジで降りる→光復路二段→中華路二段→東門街→中正路
公共交通機関:鉄道で「新竹駅」下車、徒歩約6分。
周辺情報
最終更新日時:
2022-01-26