嘉義市旅行スポット
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1899年、木材を運ぶ目的で日本人によって建設されたもので、レール幅は762ミリ、最大傾斜は6.25%、最小湾曲半径は40メートルです。1912年に嘉義から二萬坪までの66.6キロが開通した後、1914年にはさらに阿里山まで伸び、支線も増設され、全長が71.4キロになりました。海抜30メートルの嘉義から一気に2,216メートルの阿里山まで上る途中には47のトンネルと72の橋梁があります。また、車窓からは熱帯、亜熱帯、温帯、寒帯と移り変わる植物や美しい山脈と渓谷が観賞できます。
阿里山鉄道は嘉義から竹崎まで、14.2キロの平野部と竹崎から阿里山まで、57.2キロの山間部に分かれます。独立山で険しい山にぶつかるため、汽車は約5キロ、高低200メートルを螺旋型を描くように三周して上っていきます。この時、樟脳寮駅が三度山の下に見えます。
さらに屏遮那を過ぎると「Z」型に折れ曲がりながら、前と後が交互になるスイッチバック方式で山を上り阿里山に着きます。かつては生活物資としての木材を輸送するために建設された阿里山鉄道は今では森林レジャーを楽しむ人のための観光鉄道へと姿を変えました。1984年、終点までの所要時間わずか3時間15分の特急「阿里山号」が運行してから、元來の蒸気機関車や車両は車両旅館に改造され宿泊施設となったり、沼平駅横の古蒸気機関車展示区に展示されたりしています。
1986年には新阿里山駅を始発駅に全長6.25キロ、海抜2,216メートルから2,451メートルの間をくねくねと走る祝山支線が新たに完成しました。同線は対高山から祝山方面に伸びており、多くの乗客が祝山の日の出観賞の際に利用しています。
また、1983年には全長9.2キロ、海抜2,000メートル以上の崇山の嶺を縫うように走る眠月支線が完成しています。同線の終点は眠月石猴レジャー区で、高さ十数メートルのサルの形をした巨石があります。
眠月石猴レジャー区の見所は白木林と呼ばれるめずらしい景色です。これはかつての山火事で幹の枯れた松や杉などの樹木が雨風や日光にさらされた結果、表皮がしろくなったものです。
また、製造過程を説明した解説プレート付きの樟脳寮や木炭窯があり、約1時間で見て回れるほか、美しい自然の景観が楽しめる聆風亭、望郷亭、棲霞亭などの休憩亭も設けられています。さらに、台湾でもめずらしい一葉蘭の生態史を展示した台湾一葉蘭展示区もあります。一葉蘭は阿里山で毎年2月から4月にかけて開花する蘭で葉が1枚しかないことからこのように呼ばれています。
交通情報
交通情報は変更されることがあります。お出かけ前のご確認を忘れずに。
自家用車:国道1号→嘉義インターチェンジで降りる→県道159線→北港路→博愛路二段→後驛街
公共交通機関:鉄道で「嘉義駅」下車、阿里山森林鉄路に乗り換える。
ツアー
周辺情報
最終更新日時:
2021-06-28