南投県レジャーパーク
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「雪郷」とも呼ばれる合歓山は、花蓮県と南投県の県境にあって、大甲渓、濁水渓、立霧渓という主要河川の分水嶺に位置しています。合歓連峰は、主峰(3,416m)、東峰(3,421m)、北峰(3,422m)、西峰(3,144m)、石門山(3,236m)、合歓尖山(3,217m)、石門北峰(3,278m)という七つのピークからなり、そのうち五つの山が台湾百名山に選ばれています。
省道14甲線の大禹嶺--武嶺路間は、アジアでももっとも海抜が高い自動車道で、中横公路との交差点にあたる大禹嶺、そして南投県の霧社、という二つの進入口があります。霧社から入ると、清境農場、梅峰、翠峰、鳶峰、昆陽、武嶺、合歓山を経て、大禹嶺に至ります。海抜2,307mの翠峰は、積雪時には合歓山方面へ入る管制所となり、また南投客運バス合歓山線の終点でもあります。海抜2,506mの新人崗を経て、海抜2,996mの鳶峰に着くと、駐車場とビジターセンターがあります。このあたりは毎年秋になると、見事な紅葉が楽しめます。
昔、南合歓山と呼ばれた昆陽は、付近に箭竹が密生しており、太魯閣国家公園との境界を示す碑と山岳ルートを説明する看板が立てられています。標高3,275mの武嶺(元南嶺)は公路の最高点で、ちょうど合歓山の主峰と東峰の間の中間点にあたります。
3,000m級の峰を越える合歓山スカイラインは、合歓山連峰をはじめ、台湾中央山脈の名峰を展望しつつ走る素晴らしいドライブコースです。沿線では、高山鉄杉、白枯木、箭竹林大草原など多彩な景観が楽しめます。冬の合歓山は雪に覆われます。台湾でも有数の積雪地帯で、武嶺には長さ数百mに達する、冬季訓練センターがここに置かれます。海抜3,179mの克難関は昔、鬼門関と呼ばれ、中横公路霧社支線の118km地点にあります。中央山脈を東西に二分する頂点に立っているため、鞍部を通過する強風に注意が必要です。
松雪楼は当初、故蒋介石総統の別荘として建てられましたが、1969年から一般に公開されました。今でも蒋介石が使った龍と鳳の椅子が保存されています。1996年に拡張工事がおこなわれ、西洋風の豪華な建物に生まれ変わっています。
松雪楼から台湾百名山の一つ石門山(3,236m)へは、約1時間半の行程です。また、大禹嶺から松雪楼に向かう途中の省道台14甲号線34km地点の登山口からは、わずか5分で頂上に到達できます。頂上には衛星観測施設があって、国土の測量や公共建設に大きな役割を果たしています。
交通情報
交通情報は変更されることがあります。お出かけ前のご確認を忘れずに。
自家用車:※ 中部横貫公路(谷関-徳基)は、921地震の災害のため、長期にわたり通行止めとなっています。
国道1号→彰化ジャンクションで降りる→国道3号→霧峰ジャンクションで降りる→国道6号→埔里端インターチェンジで降りる→省道台14線→省道台14甲線
公共交通機関:高速鉄道あるいは鉄道で「台中駅」下車、台湾トリップ(台湾好行)6670日月潭線シャトルバスに乗り換え、「埔里バスステーション」下車。さらに、南投客運バス6658に乗り換え、「翠峰バス停」下車。
周辺情報
最終更新日時:
2021-06-01