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政府関連省庁が美しい曲線を描く列島の海岸線と、渡り鳥により形成される自然生態に注目し、地元の人々とともに観光事業の発展に努めているところが馬祖国家風景区。地理的な制限を受け、山沿いに立てられた福建省の昔ながらの集落や、防衛を目的に構築された軍事設備などがあり、観光地として発展する可能性を秘めています。1999年3月、行政院(内閣に相当)により、馬祖列島は6つ目の国家風景区に指定、同年、馬祖国家風景区管理処が設置されました。
馬祖は台湾海峡の西北西に位置し、基隆から210km先のところにあります。管轄は南竿、北竿、莒光、東引四郷五島に分けられ、台湾、澎湖、金門、馬祖地域で最北にある領土です。馬祖国家風景区は連江県南竿、北竿、莒光、東引四郷は南北竿島地区、莒光島地区、東引島地区、亮島地区に分けられますが、各島の周辺海域0.5海里、水深20mの場所は大陸の領土に属します。馬祖風景区は主に花崗地形でできていて、海食、玉石の砂浜、砂丘、岩礁、断崖絶壁などは絶景そのものです。
北竿は平地が三里とも続いていないのに、馬祖列島でも砂浜が最も多いというおもしろい島です。塘后道砂浜、里砂浜はとくに人気があります。東引島には東引島灯台があり、馬祖列島の中でも最高の釣りのスポットになっています。
植物分布は低木林と森林が中心です。冬を越そうと渡り鳥がやってくる時期や、夏に繁殖期を迎える頃に野鳥が多く見られます。アジサシが無人島で繁殖する光景はまた格別です。海洋生物は回遊性、岩礁性の魚が多く、馬祖ならではの戦地文化もあります。前線には防衛のための軍備設備が設置されていますが、いまでは島民のありふれた生活のワンシーンになっています。目にするものすべてが本当の戦地ようで、砦、軍事キャンプ、砲台、坑道などは独特な観光の魅力を引出しています。
馬祖国家風景区ならではの文化といえば、閩東風の生活スタイル、習わし、宗教、建物、集落スタイル、廟、祖先を奉る祠、灯台などです。また、馬祖は黄酒、清酒、薬酒などの銘酒の産地としても有名です。ここの名産はシーフード、水産品、パイ皮のお菓子などです。フウセイやハタなどの魚もよく捕れます。