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新竹県から彰化県へと続く長さ130キロの海岸線は変化に富んだ海岸景色と特色ある文化、さらには長さ17キロの海岸線自転車道があります。彰化沿岸のカキは大粒で旨味が強く、台湾ではここでしか体験できません。潮間帯を歩き運搬する牛車、芳苑の「海牛」(sea buffalo)に乗って、カキ養殖場の生態を見ながら、新鮮な焼きカキと海鮮お粥を頬張ってみませんか。
新竹にある小さな町、北埔では客家の伝統グルメや飲み物、昔ながらのおもちゃなどのお店をあちこちで見かけます。1835年に建てられた金広福公館は、四合院造りの建造物が大事に保存され、当時の客家人と閩南人の開拓史を偲ばせています。それぞれ建造時期が違う慈天宮や天水堂、忠恕堂、姜阿新洋楼は、北埔の豊かな歴史を彩っています。
銅鑼自転車道は九華山の稜線に築かれ、長さは約8キロあります。台湾で最も海抜の高い景観自転車道でもあり、スカイラインを走る気分が味わえます。途中には台湾客家文化館があり、各展示エリアで客家の人々が世界各地に移住した軌跡が紹介されています。
苗栗県南の県境にある火炎山は台湾有数の悪地地形(badlands)景観があり、急な坂には植生がほとんど生えておらず、岩盤がむき出しになっており、一面に礫と赤い土が見られることから、台湾の「グランド・キャニオン」とも呼ばれています。全長12キロの旧山線鉄道自転車は百年の歴史を持つ台湾鉄道の旧線路を人が漕ぐミニ列車の線路として再利用され、途中には歴史的建造物の勝興駅やトンネル、名所の龍騰断橋があり、多様な自然景観や高架鉄道を漕ぎながら走るという独特な体験が楽しめます