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南投県

南投県信義郷東埔村と高雄桃源区梅山里は、玉山国家公園内にあるたった二つの先住民集落で、いずれもブヌン族が住んでいます。

南投県は台湾本島の中央に位置し、中央山脈の懐に抱かれた美しい土地です。台湾では唯一、海に面していない県ではありますが、その分、山岳風景の美しさは格別で多くの人々を魅了してやみません。

県の面積は約4,100ヘクタールにわたり、東アジア最高峰の玉山を初め、3,000メートル級の峰が41あり、重なり合った山脈が緑の海の如く見渡す限りの連なりを見せています。また雪景色で知られる合歓山では、南投県ならではの山岳景観を楽しめます。また台湾最大の淡水湖である日月潭は、レイクリゾートとして人気を集めています。刻一刻と移りゆく湖面を眺めながら、湖畔を散策すれば山と湖が織りなす風光明媚な景観を存分に満喫できます。

県の主産業は農業です。農家の風情と豊かな農産物は、観光農場としての新たな産業を生み出しました。県内には整備されたファームランドが現在数十箇所あり、ゆったりとした農村の旅を楽しむには最適なスポットとなっています。

宿泊施設としては、世界クラスのリゾートホテルから田園風景に包まれた民宿まであります。清境農場にはヨーロピアンスタイルのヴィラがあり、また埔里桃米生態村(エコビレッジ)には大自然に溶け込んだムードたっぷりの民宿があります。

県内には南投各地の風情を満喫できる主要な旅行ルートが7本あります。春はハイキング、夏は避暑、秋は月や星座の観賞、冬は温泉や雪景色など、リラックス、歓楽、驚き、幸せ、穏やかさに満ちたひと時を心行くまま過ごすことができます。

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