南投県旅行スポット
松柏嶺は、かつて「松柏坑」と呼ばれ、八卦山の南端に位置する海拔500メートルの八卦山最高峰です。「松柏常緑茶」の生産地としてその名を轟かせ、また道教寺院「受天宮」も有名です。「松山遠景」は南投八景の冠としてその名を馳せています。受天宮は1657年に彰化県二水郷の八卦山系の南端の海抜500メートルの場所に建てられ、廟からは西部の平原から嘉南平原、海岸線までを見渡せます。受天宮は、玄天上帝を主神として祀る全台湾の道教信仰の中心であり、毎年旧暦12月から3月にかけては、各地の伝統芸能がこの地に集まりパフォーマンスが繰り広げられます。受天宮は地理的条件に恵まれ、常に霧や雲に包まれた場所で、清国時代には茶樹が持ち込まれ、茶の栽培が開始されました。1975年、故蒋経国総統が松柏嶺を訪れた際に飲んだ当地の茶葉の香りに感銘を受け、この地で生産されているお茶を「松柏長青茶」と名付けたという逸話が残り、現在も台湾随一の作付面積と生産量を誇っています。
受天宮の近くには松柏嶺観光サービスセンターがあり、観光案内所、歴史文化に関する資料館、マルチメディア・ビデオルーム、茶葉展示館などがあり、観光案内やレクリエーション教育、関連解説サービスを提供しています。受天宮は南北両方のスタイルを採用した四階建ての鉄筋コンクリート構造の建築です。廟前広場からは遠くに清水渓を望むことができ、参拝者は近くの登廟歩道や茶香歩道を散策することもできます。茶香歩道は松柏嶺地区の田中方面に向かう旧道で、歩道沿いには大きなあずまやが2つ設けられています。晴れた日には台湾海峡を一望できます。歩道沿いには名高い絶景とその特色に合わせてデザインされた花の回廊があります。それぞれの模様には詩的な意味が込められており、朝夕の茶郷の風景や、松柏嶺の景勝地を表現しています。
交通情報
交通情報は変更されることがあります。お出かけ前のご確認を忘れずに。
自家用車:国道3号→名問インターチェンジで降りる→省道台3線→県道139乙線
公共交通機関:
- 鉄道で「濁水駅」下車、彰化客運バス6928に乗り換え、「南松柏嶺バス停」下車。
- 鉄道で「田中駅」下車、彰化客運バス6928Aに乗り換え、「南松柏嶺バス停」下車。
周辺情報
最終更新日時:
2024-06-25